アウクスブルガー プッペンキステ

さて、これは一体なんでしょう。「アウクスブルガー(Augsburger)」は「アウクスブルク(まちの名前)の」という意味で、 「プッペンキステ(Puppenkiste)」はお人形の玉手箱=人形劇の劇場の名前です。

人形劇と言えば子供のものと思うかもしれませんが、これは非常に本格的。 全て本物の木彫り、糸を付けた操り人形にしており、ドイツで最も有名な人形劇場と言って過言ではないでしょう。

このアウグスブルクの人形劇は2008年で60周年になります。 しかし初代の建物は1944年の空爆で破壊、現在の形は終戦から3年後の1948年。オープニングは日本でも有名なグリム童話「長靴を履いた猫」でした。

以来レパートリーは増え続け、グリム童話に限らず「アラジンと魔法のランプ」「星の王子様」またモーツァルトの「ドンジョヴァンニ」プロコフィエフの「ペーターと狼」といった クラシックオペラ作品も上演、1950年にはKabarett(カバレット、風刺的な大人用作品)にまで拡大、1953年のテレビ放映開始からは、 ドイツ中で一気に人気上昇、その愛情こもった人形たちと演出で、幅広い世代の人気を得ています。

2000年には劇場も拡大、娘とその夫の代にも引き継がれ、2004年にはメディアプライスの「Die Goldene Kamera(ゴールデンカメラ)」も受賞しています。

初代キステ(箱)の観念も頑なに守られ、劇は幕でも門でもドアでもなく「箱」のふたが開け閉めされることが常です。 大泥棒ホッツェンプロッツ、ジムボタンなどの大御所公演に合わせて、是非いつかアウグスブルクまで行ってみたいと思います。

脚本、声優、全て自前


発起したのは当時兵隊だったヴァルターエーミヒェンと、その妻と娘2人の4人。 「子供の夢はいつでもどこへも持ち歩き可能な形であるべき」との考えから「Kisteキステ(箱)」と名づけられる

ニュルブルクリンク

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