諸聖人の日

11月1日は毎年Allerheiligen(アッラーハイリゲン)、「諸聖人の日」という祝日です。

Aller(アッラー)は「全ての」、heiligen(ハイリゲン)は「聖人」という意味。 古くからカトリックでは、イエズスの母マリアや弟子たち等、人間でありながら神の御言葉に限りなく近く生涯を全うした特別な人々を「聖人」と名付け、褒め称えます。

その聖人も、例えばインドで貧民に生涯を捧げた修道女マザーテレサ女氏が「聖人」の前段階の「福者」の称号を受けるなど、 歴史をふまえて人数が増えることになります。そこで「全聖人に感謝する日」として創案されたのがこの祝日。

大元は4世紀のギリシャ正教。それがカトリック教会にも伝わり、609年に認定、その約1世紀後「11月1日」に制定され、今日に至っています。

近年では聖人に限らず、亡くなった全ての人々を敬う日のように受け止められる傾向があり、この日に向けて街の至る所でお墓参り用の飾り等が売られます。 つまり、日本で言えばお盆(ドイツにはこれ以外にはお盆らしいしきたりはないので、この日が一番適しているのでしょう)。

お隣のオーストリア、イタリア、フランス、スペインなどは国家の休日ですが、ドイツは、 バーデンヴュルテンベルク州、バイエルン州、ノルトラインヴェストファーレン州、ラインラントプファルツ州、ザールラント州で休日となっているのみです。 つまり、その他の州ではこの日もお買い物は出来ます。

ちなみにドイツでは休日、日曜大工などは避け、騒音は出さないように気をつけることが大事。 この「諸聖人の日」は、休日の中でも死者を思い起こす日ですから、特に静かに過ごすことが大切です。教会には行きませんでしたが、私たちも静かに一日を過ごしました。

(木場澄江 from ミュンヘン)

長時間消えないお墓用のろうそく


諸聖人の日にむけて店頭に並びます

入学式

聖マーティンの日

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