ニュルブルクリンク

ドイツの自動車メーカーはモータースポーツ大好き。サーキットはドイツ各地にあり毎週末どこかで必ずレースが開催されています。

ところで世界で1番知られたドイツのサーキットって何処だか知ってます? その名は「ニュルブルクリンク」。 第1次世界大戦で大敗を喫したドイツの戦後復興政策として1927年に造られました。

山城のニュルブルク城を囲むレイアウトで、全長20.8キロの北コース(Nordschleife)、F1グランプリが開催される南コースの二つがあります。 北コースは高低差300メートルでアップダウンが激しく、ほとんどがブラインドコーナー(先の見えないカーブ)。平均速度は高くクルマがジャンプしたり滑りやすかったり …世界で最も過酷なサーキットとして名の知れたコースなのです。300馬力程のスポーツカーならタイムが8分程度、 レーシングカーでのコースレコードは1983年にポルシェ962で6分11秒。 F1グランプリが1976年まで開催されていました。

しかし1976年、当時のトップドライバー ニキ・ラウダが瀕死の大事故を起こして以来あまりにも危険とされ、ホッケンハイムリンクに変わました。 1995年より南コースでもF1ヨーロッパグランプリが開催され、1年に2回もF1を見れるようになります。

ではその後の北コースはと言うと…今だ健在です。 現在では走行チケットを買えば誰でも走れるようになり、観光地化されています。 1周当たりの料金が17ユーロ、日本円にして3000円ぐらい。

3000円で20キロを走れるのだから割安。レンタカーで走る事ができますが、 レンタカー会社の中には契約項目で「ニュルブルクリンクには行かない事」という項目があるそうです。

ゆっくりは右側、ガンガン攻めたい人は左側を走る暗黙の了解。 走るのが怖い人は、リンクタクシーと言うプロドライバーの運転する車で走ってもらえるサービスもあります。 レーシングスピードで攻めてくれるのだとか・・

その他にも北コースは自動車メーカーのスポーツカー開発用テストコースとしても有名で「ニュルブルクリンクで○分○○秒のタイムを記録!」等の キャッチコピーは性能を示す最高の宣伝材料です。ニッサン、ホンダ、スバル、トヨタ、もちろんメルセデスベンツやポルシェ等もこのコースでテストして車の開発をします。

また、年に1回、北コースで24時間耐久レースが開催されます。 出場するレース用装備を施していればどんな車種でもOK、多数はポルシェですが中には旧式のVWビートルやミニクーパーまで。 世界一エントリー台数の多い草レースかもしれません。 ちなみに、日本から参戦したチームがレース中に谷から転落し木に引っ掛かり、それ以降ニュルの木には日本製レーシングカーが生えると言われているそうです。 笑。

お客さんはキャンピングカーでやってきてBBQしながら飲んで歌って大騒ぎして観戦する、まさにお祭りです! フランスのルマン24時間耐久レース同様、ヨーロッパにとってモータースポーツはお祭りなのかもしれませんね。

さて、ニュルブルクリンクを走ってみたくなったって方 誰でも気軽に走りに行く事ができますので是非! その前に家庭用テレビゲームでコースを覚えていく事をお勧めします!コースは長すぎて覚えられません!!

(ヨコエモン)

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