観光蒸気機関車シーズン最終運行

1804年に発明された蒸気機関車。1970年代後半以降はドイツでも、乗客用、貨物運送用共に廃止されていますが、今でも国内の何箇所かでは観光、歴史的教養を目的に定期的に運行されています。

ミュンヘン近郊では例えば、Chiemgauer Lokalbahn(キームガウアー ロカールバーン:キーム湖周辺のキームガウ地方 ローカル鉄道会社)がキーム湖北部を合計18,5キロ、 観光客の多い夏場を中心に走行しています。他社では車食付き、またお土産付き等、更にリッチなクラスを作っているところもあります。

2008年10月19日、このキームガウの蒸気機関車が今年も「シーズンオフに入ります」ということで、今期最終走行を行いました。 今回は「実際のフル走行を外から見たい」ということで、敢えて乗車はせず、見晴らしの良い地点を念入りにチェックの上、車で向かいました。

さて、イン川の麓のWasserburg(ヴァッサーブルク)という、これまたお薦めの美しい街を過ぎてから南下。機関車終点のBad Endorf(バットエンドルフ)の少し手前で走行時刻表に合わせて待ち構えました。

蒸気機関車の典型的で華やかな汽笛に合わせて、それこそ「シュッシュッポッポッ」とこちらに向かってくる間は「結構ゆっくりのスピードなのかな」とも思いましたが、目の前に来ると驚くほど速く、 あっという間でした。昔の映画に見るように、汽笛も気持ち好く、3、4回アルプスの山々にこだましてやまびこが返ってきました。これでドイツ語ではabdampfen(アプダンプフェン)。 abは何かが終わった時などに使う前綴り、dampfen(ダンプフェン)は「蒸気を出す」という動詞、合わせると「蒸気機関車のシーズン締め」。乗車もいいけど、眺めるのも最高ですよ!

(木場澄江 from ミュンヘン)

ポロ

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